【徹底比較】エレクトロポレーションとイオン導入の違いとは?効果や料金を解説!

(こちらの記事は2025年の7月8日に投稿されました。)

「シミやくすみが気になるけれど、どの美容施術を選べばいいかわからない」

「エレクトロポレーションとイオン導入って何が違うの?」

「痛みや費用も含めて、自分に合った施術を知りたい」

そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

近年、美容クリニックで注目を集めているのが、電気の力を使って美容成分を肌の奥深くまで浸透させる「エレクトロポレーション」と「イオン導入」です。

どちらも針を使わずに有効成分を届けることができる画期的な技術として人気を集めていますが、実は仕組みや効果に大きな違いがあります。

「結局どちらを選べばいいの?」と迷ってしまう方のために、今回はこの2つの施術について、効果・痛み・料金の観点から徹底的に比較検証しました。

あなたの肌悩みや予算、ライフスタイルに最適な選択ができるよう、美容医療の専門的な内容も分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば、きっとあなたにぴったりの美容施術が見つかるはずです。

理想の美肌を手に入れるための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

この記事はこんな方におすすめ

エレクトロポレーションとイオン導入の違いについて知りたい人

エレクトロポレーションやイオン導入の料金相場について知りたい人

エレクトロポレーションとは

エレクトロポレーションとは、特殊な電気パルスを利用して細胞膜に一時的な小さな穴を開け、美容成分を肌の深層部まで効率的に浸透させる技術になります。

エレクトロポーションの施術

細胞膜に特殊な電気の刺激を与えることで、膜に数とても小さな穴を一時的に開け、そこへ美容成分を注入します。

ここでは詳しくはご紹介はしませんが、もしエレクトロポーションについて詳しく知りたい場合は、下記の記事をご参考ください。

【肌質改善】エレクトロポレーションの効果とは?仕組み・メリット・注意点まで徹底解説!

イオン導入とは

イオン導入とは、微弱な電流を利用して、肌に塗布しただけでは浸透しにくい美容成分を肌の奥深くまで浸透させる施術となります。

イオン導入の施術

主にビタミンC誘導体やプラセンタなどの成分を効率よく届ける目的で使われます。

表面のケアや美白、ニキビ予防を目的とした施術として人気です。

エレクトロポレーションとイオン導入の歴史

エレクトロポレーションとイオン導入は、どちらも肌に微弱な電流を流して美容成分を浸透させる施術として知られていますが、それぞれが生まれた背景や発展の歴史は大きく異なります。

そのため、ここではエレクトロポレーションとイオン導入の歴史を簡単にご紹介します。

エレクトロポレーションの歴史

エレクトロポレーションは1980年代に生物学・細胞工学の分野で生まれました。

美容分野に応用されるようになったのは2000年代以降です。

従来のイオン導入では浸透しにくい高分子の美容成分(コラーゲン、ヒアルロン酸、成長因子など)を針を使わずに肌の奥へ届けることができる新しい施術として、エステやクリニックで導入が進みました。

現在では、肌のハリ・弾力アップやエイジングケア、毛穴・くすみ対策の施術として人気です。

イオン導入の歴史

イオン導入は、20世紀初頭に医療現場で薬剤を皮膚や粘膜から浸透させる方法として研究が始まりました。

当時は「イオントフォレーシス(iontophoresis)」と呼ばれ、皮膚疾患や痛みの緩和に使われる医療技術として活用されていたのです。

美容分野でイオン導入が注目されるようになったのは1970年代後半から1980年代であり、ビタミンC誘導体やプラセンタ、ヒアルロン酸などの有効成分を肌の奥へ効率的に届ける手法として普及しました。

家庭用美顔器にも搭載されるなど、幅広い層に使われるようになった技術です。

Sossy

イオン導入は「医療から美容」へと広がった歴史があり、エレクトロポレーションは「遺伝子研究から美容」へ応用された技術となります。

エレクトロポレーションとイオン導入の違い

上記の説明から、エレクトロポレーションとイオン導入は、「どちらも電気を流して美容成分を浸透させるなら施術方法は同じなのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

確かにどちらも電気の力を利用するという点では共通していますが、美容成分の届け方やアプローチ方法、得られる効果が異なります。そのため、目的や肌悩みによってどちらを選ぶかが変わってきます。

ここからは、エレクトロポレーションとイオン導入の違いをさらに詳しく見ていきましょう。

仕組みの違い

まず、1つ目は仕組みの違いです。

イオン導入とエレクトロポーションの仕組みの違い

エレクトロポレーションは、特殊な電気パルスを利用して肌の細胞間に一時的に目に見えないほどの微細な隙間を作り、その隙間から美容成分を肌の奥深く(真皮層付近)まで届けることができる技術です。

針を使わずに成分を深部まで運べるため「針のいらない注射」とも呼ばれています。

一方、イオン導入は微弱な電流を流すことで美容成分をイオン化し、その電気の力で成分を肌の表皮層まで浸透させます。

こちらは主に表面のケアを目的としており、ビタミンC誘導体やプラセンタなどの成分が使われることが多いのが特徴です。

浸透力の違い

2つ目は浸透力の違いです。

イオン導入とエレクトロポーションの浸透力の違い

エレクトロポレーションとイオン導入では下記のような違いがあります。

エレクトロポレーション
  • 真皮層まで到達し、より深い効果を実現
  • 分子量の大きな成分(ヒアルロン酸、コラーゲンなど)も浸透可能
  • 浸透量が従来の約10~20倍
イオン導入
  • 主に表皮での作用
  • 分子量の小さなイオン化可能な成分のみ対応
  • 浸透量は通常の塗布より3~5倍程度

肌の「真皮層」まで届くエレクトロポレーションに対してイオン導入は肌の「表皮」までとなります。

そしてエレクトロポレーションだと、分子量の大きな成分も浸透可能ですが、イオン導入では分子量の小さなイオン化可能な成分のみが対応となります。

また、浸透量はエレクトロポレーションでは従来の約10~20倍で、イオン導入では3~5倍程度になります。

適用できる美容成分の違い

3つ目は適用できる美容成分の違いです。

美容成分

エレクトロポレーションとイオン導入では下記のような違いがあります。

エレクトロポレーション
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • エラスチン
  • 成長因子(グロースファクター)
  • プラセンタエキス
  • ペプチド類
  • ビタミン類全般
イオン導入
  • ビタミンC誘導体
  • トラネキサム酸
  • プラセンタエキス(一部)
  • アミノ酸

肌の「真皮層」まで届くエレクトロポレーションに対してイオン導入は肌の「表皮」までとなります。

そしてエレクトロポレーションだと、分子量の大きな成分も浸透可能ですが、イオン導入では分子量の小さなイオン化可能な成分のみが対応となります。

刺激の違い

4つ目は刺激の違いです。

肌への刺激

エレクトロポレーションは比較的低刺激で、施術中は軽い振動や温かさを感じる程度です。

イオン導入は微弱電流のため、金属アレルギーや敏感肌の方はピリピリ感や刺激を感じることがあります。

期待できる効果の違い

5つ目は期待できる効果の違いです。

肌に効果を実感している表情

エレクトロポレーションは、高保湿、ハリ弾力アップ、エイジングケア、肌の奥からの栄養補給の効果が期待できます。

一方で、イオン導入は美白ケア(シミ・そばかす予防)、ニキビケア、肌の引き締めなどの効果が期待できます。

エレクトロポレーションとイオン導入の痛みを比較

エレクトロポレーションとイオン導入は似た目的を持つ美容施術ですが、使用する電気の種類や出力、肌へのアプローチ方法に違いがあります。

ここでは、実際に施術を受けた方の口コミや一般的な感想をもとに、両者の「痛みの感じ方」や「刺激の強さ」について比較し、どちらがより快適に受けられるのかを解説していきます。

● エレクトロポーション

口コミ
  • 少しピリピリしましたが、痛くありませんでした。気持ちよく、施術後は肌の赤みが引いていました。
  • 少し響く感じですが全然気になりません。寝ちゃいそうになります。
  • 痛みのない施術なので気軽に受けれます。施術の効果はしっかり出ており、お肌のキメが整いました。
  • 痛みはなかったです。直後からツヤがでて満足です

出典:キレイパス

● イオン導入

口コミ
  • ヒーライトで温かくなっているためか、ピリつきはあまり感じませんでした。
  • 痛みもなく親身な施術で心地良かったです。
  • ひりつきはほとんどなし、赤みも出なかったです。お肌がつるつるになりました。ヒーライトは大分暑く感じますが我慢できる程度。

出典:キレイパス

イオン導入は軽い振動や温かさを感じる程度のため、痛みはほどんどないという口コミが多いです。

一方でエレクトロポレーションはピリピリ感や刺激を感じることがあるそうですが、気になるような痛みではないようです。

エレクトロポレーションとイオン導入の料金を比較

同じように美容成分を肌に届ける施術でも、「エレクトロポレーション」と「イオン導入」では料金に差があります。

使用する機器や導入できる成分の種類、施術時間の違いなどが価格に反映されているため、それぞれの特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。

ここでは、エレクトロポレーションとイオン導入の料金を名古屋のクリニックにて比較してみます。

● エレクトロポーション

料金
  • 単独(1回):14,000円
  • コース(5回):63,000円

出典:AOI BEAUTY CLINIC

● イオン導入

料金
  • 単独(1回):4,000円
  • コース(5回):19,000円

出典:ウェルネス ビューティ クリニック

2つのクリニックの施術料金をご紹介しましたが、イオン導入は比較的安価で受けられることが多く、1回あたり4,000円程度が相場となっています。

エステサロンでも導入しやすいことから、定期的なケアに向いています。

一方、エレクトロポレーションはより高度な機器を使用し、有効成分を肌の奥深くまで届けることができるため、1回あたり1万円前後になっており、イオン導入よりも高めの料金となっています。

ただし、キャンペーン価格やセット割引などを利用することで、お得に受けられることもありますので、各施設の料金プランを比較して検討するのがよいかと思います。

エレクトロポレーションとイオン導入はどちらを選ぶべき?

ここまで記事を読んだ方で、「エレクトロポレーションとイオン導入、結局どちらを選べばいいの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、「絶対にこっちが良い」と一概に決めることはできません。

なぜなら、上記でもご紹介しましたが、それぞれにメリット・デメリットがあり、肌質や目的によって向いている施術が異なるからです。

そのためここでは、「肌悩み」「コスト」といった視点から、どちらがおすすめかをご紹介します。

肌悩み視点でおすすめする場合

肌の悩みに視点を置いた場合、下記の悩みに対してのおすすめの施術をご紹介します。

肌の悩み おすすめ施術
シミ・くすみを根本的に改善したい エレクトロポーション
ハリ・弾力の低下が気になる エレクトロポーション
毛穴の開きを本格的にケアしたい エレクトロポーション
より高い効果を求める エレクトロポーション
美容医療が初心者である イオン導入
軽度の肌トラブルをケアしたいる イオン導入
定期的にメンテナンスしたい イオン導入
敏感肌の方 イオン導入

コスト別でおすすめする場合

コストに視点を置いた場合、下記の悩みに対してのおすすめの施術をご紹介します。

肌の悩み おすすめ施術
初回お試しから始めたい方 イオン導入で美容医療に慣れてから、エレクトロポレーションにステップアップ
継続的にケアしたい方 長期的な効果を考えるとエレクトロポレーションがコスパ良好
予算関係なく効果を重視したい方 エレクトロポレーション一択

Sossy

予算関係なく、効果を重視したい方には、エレクトロポーション一択をおすすめします。

まとめ

エレクトロポレーションとイオン導入は、どちらも優れた美容医療技術ですが、それぞれに特徴があります。

エレクトロポレーションは、より高い効果を求める方や、本格的な肌悩みの改善を目指す方におすすめです。

費用は高めですが、その分確実な効果が期待できます。

イオン導入は、美容医療初心者や軽度の肌トラブルをケアしたい方、コストを抑えたい方に適しています。

どちらを選ぶかは、あなたの肌悩みの程度、予算、期待する効果によって決まります。

まずは信頼できる美容クリニックでカウンセリングを受け、医師と相談して最適な治療法を選択することをおすすめします。

きれいな肌を保つことは将来の自分の大きな資産となりますので、美しい肌への第一歩として、ぜひ検討してみてください。

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